夜爪を切ると親の死目にあえない
『夜爪』は「よづめ」と読み、“世詰め”または“余詰め”とあてます。
『世』・『余』とは、自分の人生のこと。
つまり、『世詰め』は『早死に』を意味するのです。
昔から、親より先に死ぬのは、最大の親不孝とされてきました。
“夜に爪を切ると、自分(子供)が早死にしてしまい、親の死に目にあえない”
この迷信はそのような親不孝のないよう、いさめたものだと思われます。
それにしても、日本人はシャレというか言葉遊びが大好きです。
『質屋』のことを“十曲がり”と言ったり、
(→『質(しち)』と、数字の『七(しち)』を掛けているんですよ)
女性のことを“くノ一”と言ったりしますよね。
寿司屋でよく耳にする『ネタ』・『ガリ』・『むらさき』なんかも
言葉遊びなんでしょうか・・・?
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